下仁田町の会社紹介

下仁田町の会社紹介

【会社紹介】(有)カネミ・さいとう

 6月27日(月)の課題研究(商業科)の授業で、下仁田町商工会青年部とのコラボ授業が行われました。

 今回は、下仁田高校3年ビジネスコースの「創~下仁田魅力開花プロジェクト~」第2弾として、下仁田町で八百屋さんを営んでいる齋藤明彦さんを取材し、様々なことを教えていただきました。

 詳しくは、「つづきを読む」をクリックし、記事をご一読ください!

Ⅰ 会社紹介 

(有)カネミ・さいとう 
群馬県甘楽郡下仁田町下仁田385−13
電話:0274-82-3258


Ⅱ 今回の経営者

 
Ⅲ Q&A
 下仁田町商工会青年部の部長である齋藤さん。コラボ授業でも、何回も来てくださり、「八百屋さん」ということを事前に知っていたため、質問をいくつか用意をし、記者会見スタイルで取材をしました。

 


① 齋藤明彦さんについて

Q1 齋藤さんの趣味は何ですか?
A フットサルをすること。サウナへ行くこと。ラーメンを食べることが趣味です。

Q2 齋藤さんの好きな野菜はなんですか?
A  好きな野菜はナス、大根です。特に、漬物が好きです。

Q3 齋藤さんの嫌いな野菜はなんですか?
A 八百屋ですが、しいたけが嫌いです。しかし、下仁田町商工会青年部の神戸さんの作っている大坂屋さんのしいたけは、しいたけの匂いがなく食べられます。あとは、納豆が嫌いです。においがダメなんですかね・・・。

Q4 休みの日は何をして過ごしているんですか?
A 趣味でも言ったように、サウナへ行くこと。美味しいものを食べに行くことです。特にラーメンが好きで、気になったおいしいお店は、朝一から行きます。

Q5 下仁田町でおいしいと思うラーメン屋はどこですか?
A  下仁田町のラーメン屋なら、「一番」と「きよしや」が好きです。「一番」に行ったら、タンメンを頼みます。タンメンも美味しいけど、しょうが焼きもおいしいです。おすすめの食べ方は、しょうがを多めにしてもらうことです。
 

② 八百屋さんについて

Q6 八百屋さんを営業している上で意識していることはなんですか?
A 意識していることは商品の鮮度です。毎朝、商品を確認し、売り物として大丈夫なのか判断しています。特に、葉物野菜や旬(季節)のものには、気を遣っています。今は、トウモロコシや梅が旬で、早く出さないと、売れ残ってしまうこともあります。(6月現在)

Q7 売れ残った野菜はどうしていますか?
A 売れ残ってしまったものは、自分たちで消費します。また、値引きをして売っていたりもします。

Q8 カネミ・さいとうさんで現在取り扱っている商品の種類を教えてください。また、野菜や果物は、どれほどの種類を置いているのか教えて下さい。
A 野菜、フルーツ、調味料、缶詰、練り物などの食品を取り扱っています。野菜の種類は、およそ30種類、フルーツは12種類、取り扱っています。

Q9 八百屋を始めて、資金不足になったことはありますか?
A 借金をする体質の祖父母でなかったため、借金はしたことがない。ですが、コロナ禍で売上が減っているのは事実です。

Q10 仕入れのときに「セリ」はしていますか?(セリとは、生産者から届けられた魚や野菜を誰がいくらで買うかを決める作業のこと)
A:良い商品の鮮度を見極めるのが難しいため、セリはやりません。そして、セリという行為自体、もうやってない印象があります。個人的にはセリに参加して、商品を購入するよりも、仲買いさんが売ってるものを、直接買うほうが、より質の良い商品を仕入れることができるからです。

③ 八百屋さんになった理由
Q11 八百屋になるまでの経緯は何ですか?
A 洋服チェーン店(ユニクロ)で社員として働いていました。やめた理由は、下仁田の秋祭りに積極的に関わりたいからです。あと、自営業だと休みがとりやすいです。

Q12 洋服チェーン店(ユニクロ)で働いていて、意識していたことはなんですか?
A  陳列のきれいさ、きれいにならべるテクニックを今の仕事でも生かしている。

Q13 八百屋になるためには何をしましたか?また何を頑張りましたか?
A  常連さんの顔を覚えること・野菜の種類を覚えること、八百屋をやってもう8年経ちます。

Q14 なぜ、下仁田に八百屋を開業しようと思ったのですか?先代から聞いていることがあれば教えて下さい。
A  自分の叔父から聞いたところ、昔下仁田花街として賑わっていて、にぎやかな雰囲気が気に入り「ここにしよう!」と決めました。

Q15 いまは八百屋の仕事から違う仕事に変えようとは考えてますか?
A  チャンスがあれば、野菜と関わりのある仕事を探したい。

Q16 例えばどのような仕事をやってみたいのですか?
A  野菜を使った、レストランを開いてみたい。

Q17 八百屋になろうとした時一番苦労したことはなんですか?
A  朝起きるのが大変だった。夜型から治すのに1年かかった。

Q18 他に難しかったことはありますか?
A  地元の商店との絡みに苦労した。年上の人と対応することが大変だった。

④ 下仁田町について
Q19 下仁田町で八百屋を営んでいて大変なことや苦労していることは何ですか?
A 下仁田町は人口が少ないので、当店に来てくださるお客様は、主に近所に住んでいる方なので、お客様の数だけで見れば大変です。新規のお客様が少ないので、固定できてくれるお客様が、より心地よくお買い物をしてくれるようにすることが今後の課題です。

Q20 下仁田町で仕事をしていて嬉しかった事や楽しかった事はなんですか?
A 地元下仁田町での仕事を通して、下仁田町で働く仲間ができたこと、多くの人と関わりやつながりができたことです。30歳を超えてくると友達が出来る場が少ないですが、下仁田町商工会青年部に入り、幅広く、様々な人と交流できるので楽しいです。

Q21 どのような下仁田町になってほしいですか?
A 今の静かな町の雰囲気は好きで、良い意味で変わってほしくないです。自分が小さい頃から過ごしてきた故郷の風景は変わらないでほしいと思います。しかし、まちの活気は溢れてほしいと思っています。

Q22 齋藤さんがまちを活性化させるために取り組んでいることは何ですか?
A 下仁田町商工会青年部での活動が中心です。その他にも、活性化とは少し離れますが、消防団にも参加し、町の安全を守っています。

 

Ⅳ 八百屋さんの1日

 6月27日(月)の取材で、「八百屋さん」の1日を教えていただきました。話を聞けば聞くほど気になってしまったので、お店にお伺いして、追加の質問と様子を見させていただきました。

 

 

 (1)野菜を市場へ仕入れにいくときの車
 毎日、市場へ仕入れにいくときの車を見させていただきました。外側の見た目は、普通の車でしたが、中は運転席と助手席以外の席はなく、荷物をたくさん載せることができるようになっていました。
 写真は、仕入れの車とお父さん

 


(2)八百屋さんの1日
 学校でお話を聞き、「八百屋さんの1日」について、より深く知りたいと思い、追加で質問しました。

仕入れ業務
朝 4:00 出発(高崎の市場へ)
  5:00 高崎の市場到着 → 仕入れ
  7:00 高崎の市場出発
  8:00 富岡の市場到着 → 仕入れ
  9:00 富岡の市場出発
  9:30 到着
 
お店の業務
  8:30 開店
    配達の準備、商品の陳列
    接客
    配達(保育園、下仁田小学校等)
 18:30 閉店
   
 1日のタイムスケジュールをお聞きし、朝早くから仕事をはじめていることに驚きました。朝早い仕入れ、夕方までのお店の運営というとてもハードな1日だと思いました。
 朝早く市場に行き、市場の食堂で朝ごはんを食べることもいいことだともおっしゃっていました。


(3)お店について
 実際のお店を見学させていただき、質問をしました。
追加の質問
Q1 「売筋商品」と「死筋商品」があることを「ビジネス基礎」の授業で勉強して知りましたが、実際にあるのでしょうか?
A あります。ただ、お客さんが必要として買ってくれることもあるので、切りたいけど切ることができない。それについては、家族と話し合うことがあります。

Q2 今、売れている商品は何ですか?
A やはり「旬」のもの。今は、トウモロコシが売れています。収穫したての新鮮なトウモロコシはとても糖度が高く甘いです。茹でたものをお店において、おいしいと知っている人は買っていきます。

 追加の質問を明彦さんとお母さんに答えていただきました。お母さんからは、八百屋をやっていて、お客さんとの距離が近く、話すことがとても楽しいとのこと。食事のことから、日常のことまで、忙しい中にも話す楽しさがあり、とてもいい仕事だとおっしゃっていました。

Ⅴ まとめ
 (有)カネミ・さいとう、斎藤明彦さんに取材し、「八百屋」について深く知ることができました。
 私たちは普段、スーパーマーケットで買い物をしていて、「八百屋」にはじめていき、お客さんとの距離の近さを一番に感じました。

※ 今回は、写真が少なめで申し訳ございません。
  次回号は、写真を多めに撮影し、充実したコンテンツつくりに努めます。


 取材企業

(有)カネミ・さいとう 
群馬県甘楽郡下仁田町下仁田385−13
電話:0274-82-3258

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