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下仁田町の会社紹介

下仁田町の会社紹介

【会社紹介】地域を守る建設業〜安心・安全なまちづくり、地域から信頼される会社づくり〜 上原建設株式会社 五十嵐 真洋さん

 10月24日(月)に下仁田町商工会青年部とのコラボ授業を実施しました。

 今回は下仁田町の総合建設会社「上原建設株式会社」の五十嵐 真洋さんから建設業の仕事や役割をお聞きし、取材を行いました。

 〇 授業の様子

 

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Ⅰ 総合建設業の概要と上原建設株式会社の仕事について

 はじめに、五十嵐さんから総合建設業について教えていただきました。

  

1 建設業の6つの役割

(1)社会基盤(インフラ)を整える

 主に土木工事のこと。近隣では、大仁田ダム(南牧村)、湯ノ沢トンネル(南牧村~上野村間)、などの工事を行った実績がある。

   

  【大仁田ダム】        【湯ノ沢トンネル】

 

(2)日常生活を支えて豊かにする

 主に建築工事のこと。近隣では、下仁田小学校、下仁田厚生病院、様々な会社の社屋・工場、一般住宅などの工事を行った実績がある。

  

           【下仁田小学校】              【下仁田厚生病院】

 

(3)守る~土砂災害・除雪対応の復旧~

 災害復旧を行う。令和元年10月の台風19号で町内の吉崎バイパスが土砂崩れにより通行できなくなった際に、土砂撤去、清掃、交通整理を行い、翌日には3.3kmの全区間を復旧した。

 また、冬には除雪作業、路面凍結対策のため、道路に融雪剤(塩化カルシウムなど)を散布、多いときには、約100km分、2t程度散布している。

 

(4)次世代につなげる

(5)環境を考える

(6)未来を創造する

 今ある構造物・建築物を守り、環境対策を行う。また、最先端技術の導入を推進することによって「建設会社」から「地域課題解決企業」へと発展を目指している。

  

2 建設会社を動かすメンバー

 

(1)営業

 お客様からの要望を聞き、その情報を各部門と共有して仕事を進める

 

(2)施工管理

 土木や建築工事において工程、品質、安全、資金などを管理し、職員や協力業者に指示や調整を行う

 

(3)作業スタッフ

 パワーショベルなどの建設機械を使う仕事から細かな手作業などを行う

 

(4)総務(経理・事務)

 お金のこと、職員の管理、書類作成、人材発掘や育成を幅広く行う

 

(5)車両整備

 建設機械の工事車両、工具などが安全につかえるように維持・管理する

 

3 仕事を取り組む上での理念について

「地域から求められる企業として社会に貢献する」を理念として仕事している。上原建設は、創業者の上原さんが下仁田町で仕事を始め、120年が経過した。

 ・「土木構造物」「建築物」などのものづくり

 ・災害復旧・除雪などの暮らしを守る

 ・ボランティア清掃活動

 ・地域団体、高校などの連携

  ↓

 地域との信頼関係を育み、仕事を行ってきた。

 

「この地域のために何ができるのか」という基本姿勢を持ち続け、今後10年後、50年後、100年後の仕事を誠実に取り組むことが重要である。

 

4 施工実例 ~下仁田高校 ブロック塀安全対策工事~

 令和2年10月~11月、私たちが1年生のときに下仁田高校のブロック塀がフェンスに変わりました。そのとき現場監督をしていた五十嵐さんから工事の様子をお聞きしました。

 特に、安全対策として解体作業のときに細かい破片が飛ぶことや解体の過程でブロック塀が急に倒れてしまうことなどを想定した対策を行い、近隣対策として、隣の病院のことや私たちが授業をしていることから騒音を気にした対策を行ったそうです。また、場所によっては、人がやっと通れる狭いところもあり、現場監督として様々なことに配慮して仕事を進めたことがわかりました。

 

 そのときの様子をまとめたフォトムービーを見させていただきました。最初から最後まで工事の様子が写真に詳細に記録してありました。五十嵐さんは、フォトムービーをつくるためにたくさん写真をとったのではなく、みなさんから預かっているお金がどのように使われているのかを説明できるように記録として写真をとっており、写真に記録を残すことで「どのような状況で」、「どのような工法で」、「どのようなものを使って」を説明し、工事を依頼したお客様を守ること、作業をした会社を守ることもあわせて理解できました。

 

 五十嵐さんの話を聞き、建設業が道や建物をつくるだけでなく、社会基盤をつくりあげる、災害から地域を守るなど、社会への貢献度が高い仕事であることを学びました。

 

〇 現在の様子の写真

解体前

  

 完成

  

 

Ⅱ Q&A

Q1 今までで一番楽しかった現場はどこですか?

A 上原建設に就職して間もないころ担当した「南牧村の老人ホーム」です。

 老人ホームの大きさは、一般的な戸建て10個分くらい、21人のご老人が住むことができる大きさの建物です。この現場では、現場監督見習いとして基礎的なことを学び、多くの刺激がありました。

 

Q2 今までで一番大変だった現場はどこですか?

A 先ほどと同じ「南牧村の老人ホーム」です。

 現場監督見習いだったため、指示の言葉を理解ができなかったことです。また、現場で働く人との接し方にも戸惑いました。

 

〇 南牧村老人ホームの建設の様子

 

 

 

 

Q3 一番印象に残っていることはどんなことでしたか?

A 職人さんにかけられた言葉で、現場監督見習いであった頃、仕事の空いている時間に釘を拾っていたら「そういうところを見ているんだね」と言われました。釘拾いのような小さなことが実は職人さんが仕事を円滑に進めるために重要なことであると理解できました。

 

Q4 建設業に就いて嬉しかったことや大変だったことはなんですか。

A 人から感謝してもらえることが嬉しく、専門用語を理解することが大変です。建築ではセンチ、ミリではなく、尺という単位を使うことがあります。何尺と言われたら何センチだなとすぐに変換することも大変でした。

 専門用語を覚えるにあたって、最初は一覧表を見て覚えたり、恥ずかしがらずに、わからない言葉はその場で周りの人に聞いて解決しました。

 

Q5 建設業に就いて将来こんな建物を建築したい希望はありますか。

 A 近年、災害や台風などが昔に比べて多くなりました。

建設業として、多くの方が安心安全に暮らせる社会を提供することを意識しながら仕事をしています。

私の中では、皆さんの暮らしの役に立てるような仕事を続けていきたいと思っています。

  

 

Q6 建物や道などをつくる上で、一番心がけていることと注意しなければいけないことはなんですか

A 命あっての仕事なので安全面を最大限考慮し、現場作業者や周囲の方が怪我をしないように注意しています。あらかじめ、あらゆることを想定し、工事を進めることです。

 

Q7 建築の中で何に一番魅力を感じていますか

A 多くの人がにこやかに過ごしたり、安心できる環境をつくることです。また、仕事中の苦労の成果が大きな形として表れることは魅力であるとともに、誇りを感じ、次の仕事へのモチベーションになります。

 

Q8 人間関係で一番苦労することはなんですか

A お互い手を差し伸べたり、協力関係がすぐ築けたが、人の輪の中にとけこんでいくのが大変です。

 

Q9 なぜ一度就職した会社を辞めて上原建設で働こうと思ったのですか。

A 理由は3つあり、1つ目は自分自身が成長するために、環境を変えようと決意したからです。2つ目は、偶然同じようなタイミングで父からも「上原建設で働いてみないか」と声をかけてもらいました。3つ目は、会社について知る中で一緒に成長したい。また、一緒に働きたいと思った人が多くいることです。おかげで、未経験ながら、様々なことに挑戦させてもらっています。

 

Q10 上原建設の社長になろうと考えていますか

A その覚悟を決めて仕事をしています。この地域にとって、いい仕事をすることを常に考えています。

 

Q11 プライベートでやっていることはなんですか。

A 高校時代の仲間たちと週1回のペースでバスケットボールをしています。

 

 

Ⅲ 現場確認の手助け〜ドローンの実演〜

  

Q なぜ建設業でドローンを使うのか

A 人が足を踏み入れることが難しい場所などを上空から見るためです。また、測量といった作業を行うため、ドローンを取り入れています。

 

Q ドローンはいくらほどしたのか

A 十数万円しました。機能により数万円から一千万円単位のものがあります。

  

【ドローンを動かすコントローラー】

 

ドローンを操縦したときの感想

 操作するのが難しそうだなと思いましたが、操作すると案外難しくなくスムーズに動きました。 しかし、スティックを上に倒すと上昇できると聞きやってみたら、上昇が意外と早く、体育館の半分くらいまですぐに上昇してすごいと思いましたが、天井にぶつからないかドキドキしました。 ドローンにはカメラが付いていて最後に写真を取りました。

 

  

ドローンのカメラで上から写真を撮影していただきました

 

 

Ⅳ 一言感想

生徒O

 ドローンが飛んでいる時、結構安定していたので少し驚きました。

 

生徒K

 人生で初めて飛んでいるドローンを見て、感動しました。

 

生徒T

 災害時や、普段の建設に関するお話を聞き、建設業は暮らしの役に立つ為の仕事だけでなく、将来なくなってはいけない仕事だと学ばせてもらいました。

 

生徒H

 複雑な過程があるのはわかっていたが、もっと複雑で簡単ではないことがわかった。

 

生徒M

 下仁田高校のブロック塀を柵に建て替えた会社が上原建設だったということを知りました。

 

生徒K

 はじめてドローンを見て驚いた。自分でも飛ばしてみたいと思った。

 

生徒K  上原建設が普段どんな仕事をしているのかが詳しく知れたので良かったです。

 

生徒S

 建築業は大変だけどやりがいのある仕事なんだと教えていただきました。

 

生徒S

 建設業はいろいろなことをしていることがわかった。ドローンを使った仕事も見てみたくなりました。

生徒S

 ドローンを操縦するのは、難しかった。

 

生徒T

 ドローンという小型機器を使うことにより、より安全に現場確認ができることを知りました。

 

生徒M

 建築業の仕事はよくわかってなかったが建築するまでの過程が知れて良かった。

 


事業所プロフィール

上原建設株式会社

 

 ・群馬県甘楽郡下仁田町大字川井196-2

 ・業 種 総合建設業(土木・建築工事一式)

 ・創 業 1902年4月

 ・設 立 1964年11月

 ・URL https://ue-ken.co.jp

  

 ・Instagram

 

 

取材対象者プロフィール

 総務部 五十嵐 真洋(32)

 仕事  工事現場監督、新卒者等採用担当

 

 取材協力:下仁田町商工会青年部

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【会社紹介】カレーの知識は編集者の経験から 飲食未経験からのチャレンジ!!カレーと珈琲 シモンフッド 阿久澤慎吾さん

9月12日(月)、下仁田町商工会青年部さんとのコラボ授業が行われました。

今回は、下仁田町で「カレーと珈琲 シモンフッド」を営んでいる阿久澤慎吾さんに様々なことをお聞きしました。

 

詳細は「続きを読む」へ!

Ⅰ プロフィール

 

 

Ⅱ Q&A

 事前にいただいたプロフィールカードとお店のWebページを参考に、様々なことを阿久澤さんに聞いてみました。

 

 Q1 プロフィールカードに書かれていた「町のチャレンジショップ」とはどんな所ですか。

 A 今、お店のある場所は、もともとは恵比寿屋さんの米蔵で下仁田町に寄付されました。この建物は、下仁田町で新たにお店を始めたい人に、貸し出されます。厨房は必要最小限のものが揃っています。また、家賃も安いので気軽にお店を始められます。

  

〇 建物の写真

  

 

下仁田町「チャレンジショップ」についてはこちら

https://www.town.shimonita.lg.jp/shoko-kanko/m04/m08/20180329134252.html 

 

Q2 プロフィールカードを拝見したのですが、なぜ、大学に進学したかったのですか。

 A 当時進路については、あまり深く考えずに、高校を卒業したら大学に進学しよう、と自然に決めた感じです。高校生の時は「(将来)この道に進みたい」という思いはありませんでした。ただ、ずっと下仁田町に住んでいたので、「外の世界に行ってみたい」という思いがありました。東京の大学に進学した後、様々な考えを持っている人、様々な趣味を持っている人、違う地方から来ている多くの人に出会えて、人との交流の幅が広がりました。

 

 高校卒業するまで下仁田町に住んでいました。東京には18年間、住んでいました。前の仕事は雑誌関係の仕事をしていました。自分がやりたかった仕事ができたため、達成感がありました。また、ちょうど18年間住んでいて、年数的にもきりが良かったため(下仁田町に18年、東京に18年ということ)、下仁田に戻ってもいいかなと思い、18年ぶりに戻りました。 

 

 Q3 前の職業と全くジャンルが違うのに、なぜ飲食店をえらんだのか

A 下仁田町で一般企業に就職しよう、という気持ちがありませんでした。自分のやりたいことをやるためには、自分で何か立ち上げるしかないと思いました。

 雑誌編集の仕事でカレー屋を取材することが多かったため、カレー屋なら自分でもやれるのではないかと思ったからです。

 

Q4 9月末で「カレーとコーヒーシモンフッド」は閉店してしまいますが、次も「カレーとコーヒーのシモンフッド」という同じ店名で営業するのですか

A シモンフッド、シモン=下仁田のこと、フット=地元という意味を組み合わせた店名です。これまでと同じ店名、名前を変えずに営業します。次に出店するとしても、下仁田町でできたらいいなと思っています。

 

Q5 シモンフッドを開業するきっかけと、開業するにあたり努力してきたことはなんですか。

A 下仁田町に「チャレンジショップ」という制度がありました。お店を開業するのであれば、カレー屋ならできると思いました。これまで、カレー屋、飲食店で修業したことはなかったが、編集者時代にカレー屋を取材した経験から作ってみたいと思い、練習し、カレー屋になるという目標こそが、一番の努力だった。

 

Q6 カレーには何種類のスパイスを使い、コーヒーには何種類の豆を使用しているのですか。

A 使うスパイスの種類は、メニューによって異なります。基本的に4~5種類のスパイスを使います。多くスパイスを使うカレーでは10種類のスパイスを使います。作るカレーにあわせて、スパイス本来の味を引き出しています。

家でカレーを作る際には、市販のカレールーを使うと思います。しかし、シモンフッドで出すカレーは、カレールーを使わずに、スパイスを組み合わせて作っています。

(カルダモン、クミン、チリパウダー、ターメリックの4種類の香りを嗅がせていただきました。感想は↓↓へ)

 

Q7 カレーとコーヒーを主に取り扱っていますが、他の料理を極め、商品として出そうと考えていますか。

A カレーとコーヒー以外の他の料理経験はありません。カレーしか作れないため、今は他の料理を商品として提供することは考えていません。

 

Q8 WEBデザインや雑誌の編集の仕事はどのような感じでしたか。他に、興味がある職業はありましたか。

A 大学卒業後、就職するとしたら、当時WEBデザインの仕事が流行ると思い、就職しました。WEBデザインの仕事をした期間は少しだけです。

 WEBデザイナーの仕事を退職した後は、雑誌の編集の仕事に就きました。もともと、雑誌関係の仕事に就きたいと思っていました。大学時代に雑誌関係のアルバイトもしていました。雑誌編集の仕事では、「食」「自動車」「オートバイ」「テレビ」関係の雑誌編集に携わりました。編集者として記事に取り上げる人を取材する時は、どのような人なのかを事前に調べ、記事にしたときに読者が面白くなるように考えました。誌面に写真を載せるときはどのような画角がいいのか、カメラマンさんに伝える仕事もしていました。

  

Q9 食材はどこで仕入れていますか、また、1回の仕入れは何日分くらいですか?可能であれば、費用面も教えていただけるとうれしいです。

A 主にスパイスはインターネットで仕入れています。お店は大阪のお店です。肉や野菜は下仁田近辺の業者さんから仕入れています。食材等にもよりますが、主なものは週1回、スパイスは月1回仕入れています。

 

Q10 飲食店が未経験とありますが、どこで本格的なスパイスカレーの作り方を習得したのですか?

A 自分でレシピ本を見て、そのレシピを参考に少し手を加えて作っています。レシピ本はネットで買いました。

 

Q11 シモンフッドでアルバイトをしている友達から、お店は毎日忙しく阿久澤さんは朝早く夜遅くまで働いているとお聞きしていますが、どのような感じですか。

A お店は毎日忙しく、前日に仕込まないといけないものや朝仕込んだ方がおいしいものがあります。夜は遅くまで働き、朝は早く起きる生活になっています。提供するメニューを減らせば楽ですが、それぞれのメニューを楽しみにしているお客様がいるので減らすことはありません。

現在、4~5人がアルバイトをしていてくれて、仕事を手伝ってくれているので健康面では今のところ大丈夫です。

 

Ⅲ カレーのスパイス

 実際に「カルダモン」「クミン」「チリパウダー」「ターメリック」の4種類のスパイスの香りを嗅がせていただきました。

 

 カルダモンは、さわやかな感じの香りでした。

 クミンは、「スパイスカレーだなぁ」と思う香りでした。

 チリパウダーは、見た目の赤さから「とても辛そう」という感じでした。

 ターメリックは、黄色く鮮やかでしたが、独特の土の匂いを感じつつ。カレーだなあと思う香りでした。

 家で作るカレーはカレールーを使っていますが、ルーを使わないこれらのスパイスを組み合わせたカレーを今度食べてみたいと思いました。

カレーの写真は阿久澤さんからいただきました。

左からポークビンダルーカレー、バターチキンカレー、下仁田ねぎとえびのカレーポタージュ(季節限定)

   

 Ⅳ コーヒーの試飲

 阿久澤さんのご厚意でコーヒーを淹れていただきました。

 豆の種類は「浅煎り」と「深煎り」の2種類のコーヒーを試飲しました。

  

 コーヒー豆を私達の前で豆を挽いていただきました。挽いたコーヒーの粉は、さらにいい香りがしました。その後、ドリップしていただきました。お湯は、一気に入れるのではなく、数回に分けることによってコーヒーの深みが増すらしいです。

 

  実際に、浅煎りのコーヒーと深煎りのコーヒーを飲み比べしました。

 浅煎りコーヒーは、フルーティーな香りがし、あっさりとした印象でした。

 深煎りコーヒーは、コーヒー本来の濃い味がしました。

 試飲後、浅煎りコーヒーと深煎りコーヒーのどちらがよいか、クラス内アンケートをとったところ、多くの人が深煎りコーヒーのほうが飲みやすかったという感想が多かったです。

  

  

Ⅵ 取材をしての感想

生徒S

 シモンフッドで食事をしたことがあります。とても、おいしいカレーでした。この授業ではじめて、カレーになる前のスパイスの香りをかぎました。スパイスを組み合わせることによって、それぞれ、違う香りが1つのカレーになっていることに感動しました。

 

生徒M

 コーヒーを飲むといっても、主にインスタントコーヒー、ミルクを混ぜて飲みます。ドリップした本格コーヒーは、ブラックでもとてもおいしかった。

 

生徒K

 阿久澤さんの話を聞いて、自分もスパイスからつくるカレーを作ってみたいと思いました。

 

生徒T

 店名のシモン=下仁田をいれていることから地元愛を感じました。東京での仕事の経験を下仁田、カレー屋さんでも活かしていることがすごいと思いました。

 

生徒H

 実際に、4種類のスパイスの香りを嗅いで、スパイスとカレーに興味がわきました。料理が好きで、将来、飲食業に携わりたいと思っているので、阿久澤さんの話が参考になりました。

 

生徒M

 普段、コーヒーを飲みませんが、深煎りと浅煎りの2種類のコーヒーを飲ませていただき、深煎りのコーヒーが自分の好みでした。

 

生徒T 

 スパイスを組み合わせて、1皿のおいしいカレーを作るってすごいんだなぁと思いました。

 

生徒K

 はじめて、本格コーヒーを飲みました。コーヒーの香りはとてもよかったです。

 



取材協力

 阿久澤 慎吾さん

 

 カレーと珈琲 シモンフッド (2022/9/30に移転のため一時閉店)

 Webページ(https://shimonhood.com/

 

 2022/9/30(金)までの場所

 群馬県甘楽郡下仁田町大字下仁田202 TEL:0274-67-5651

 営業時間:11:30〜19:00(18:30LO) 定休日:月、火(祝日の場合は営業し翌日振替休み)

 

 新住所については後日掲載します。



おまけ

 授業担当者がこっそり、食事にいったときの写真です。とても、おいしかったです!

 サバカレー、ティラミス、コーヒー

  

 
 
 
 
 

 

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【会社紹介】(有)カネミ・さいとう

 6月27日(月)の課題研究(商業科)の授業で、下仁田町商工会青年部とのコラボ授業が行われました。

 今回は、下仁田高校3年ビジネスコースの「創~下仁田魅力開花プロジェクト~」第2弾として、下仁田町で八百屋さんを営んでいる齋藤明彦さんを取材し、様々なことを教えていただきました。

 詳しくは、「つづきを読む」をクリックし、記事をご一読ください!

Ⅰ 会社紹介 

(有)カネミ・さいとう 
群馬県甘楽郡下仁田町下仁田385−13
電話:0274-82-3258


Ⅱ 今回の経営者

 
Ⅲ Q&A
 下仁田町商工会青年部の部長である齋藤さん。コラボ授業でも、何回も来てくださり、「八百屋さん」ということを事前に知っていたため、質問をいくつか用意をし、記者会見スタイルで取材をしました。

 


① 齋藤明彦さんについて

Q1 齋藤さんの趣味は何ですか?
A フットサルをすること。サウナへ行くこと。ラーメンを食べることが趣味です。

Q2 齋藤さんの好きな野菜はなんですか?
A  好きな野菜はナス、大根です。特に、漬物が好きです。

Q3 齋藤さんの嫌いな野菜はなんですか?
A 八百屋ですが、しいたけが嫌いです。しかし、下仁田町商工会青年部の神戸さんの作っている大坂屋さんのしいたけは、しいたけの匂いがなく食べられます。あとは、納豆が嫌いです。においがダメなんですかね・・・。

Q4 休みの日は何をして過ごしているんですか?
A 趣味でも言ったように、サウナへ行くこと。美味しいものを食べに行くことです。特にラーメンが好きで、気になったおいしいお店は、朝一から行きます。

Q5 下仁田町でおいしいと思うラーメン屋はどこですか?
A  下仁田町のラーメン屋なら、「一番」と「きよしや」が好きです。「一番」に行ったら、タンメンを頼みます。タンメンも美味しいけど、しょうが焼きもおいしいです。おすすめの食べ方は、しょうがを多めにしてもらうことです。
 

② 八百屋さんについて

Q6 八百屋さんを営業している上で意識していることはなんですか?
A 意識していることは商品の鮮度です。毎朝、商品を確認し、売り物として大丈夫なのか判断しています。特に、葉物野菜や旬(季節)のものには、気を遣っています。今は、トウモロコシや梅が旬で、早く出さないと、売れ残ってしまうこともあります。(6月現在)

Q7 売れ残った野菜はどうしていますか?
A 売れ残ってしまったものは、自分たちで消費します。また、値引きをして売っていたりもします。

Q8 カネミ・さいとうさんで現在取り扱っている商品の種類を教えてください。また、野菜や果物は、どれほどの種類を置いているのか教えて下さい。
A 野菜、フルーツ、調味料、缶詰、練り物などの食品を取り扱っています。野菜の種類は、およそ30種類、フルーツは12種類、取り扱っています。

Q9 八百屋を始めて、資金不足になったことはありますか?
A 借金をする体質の祖父母でなかったため、借金はしたことがない。ですが、コロナ禍で売上が減っているのは事実です。

Q10 仕入れのときに「セリ」はしていますか?(セリとは、生産者から届けられた魚や野菜を誰がいくらで買うかを決める作業のこと)
A:良い商品の鮮度を見極めるのが難しいため、セリはやりません。そして、セリという行為自体、もうやってない印象があります。個人的にはセリに参加して、商品を購入するよりも、仲買いさんが売ってるものを、直接買うほうが、より質の良い商品を仕入れることができるからです。

③ 八百屋さんになった理由
Q11 八百屋になるまでの経緯は何ですか?
A 洋服チェーン店(ユニクロ)で社員として働いていました。やめた理由は、下仁田の秋祭りに積極的に関わりたいからです。あと、自営業だと休みがとりやすいです。

Q12 洋服チェーン店(ユニクロ)で働いていて、意識していたことはなんですか?
A  陳列のきれいさ、きれいにならべるテクニックを今の仕事でも生かしている。

Q13 八百屋になるためには何をしましたか?また何を頑張りましたか?
A  常連さんの顔を覚えること・野菜の種類を覚えること、八百屋をやってもう8年経ちます。

Q14 なぜ、下仁田に八百屋を開業しようと思ったのですか?先代から聞いていることがあれば教えて下さい。
A  自分の叔父から聞いたところ、昔下仁田花街として賑わっていて、にぎやかな雰囲気が気に入り「ここにしよう!」と決めました。

Q15 いまは八百屋の仕事から違う仕事に変えようとは考えてますか?
A  チャンスがあれば、野菜と関わりのある仕事を探したい。

Q16 例えばどのような仕事をやってみたいのですか?
A  野菜を使った、レストランを開いてみたい。

Q17 八百屋になろうとした時一番苦労したことはなんですか?
A  朝起きるのが大変だった。夜型から治すのに1年かかった。

Q18 他に難しかったことはありますか?
A  地元の商店との絡みに苦労した。年上の人と対応することが大変だった。

④ 下仁田町について
Q19 下仁田町で八百屋を営んでいて大変なことや苦労していることは何ですか?
A 下仁田町は人口が少ないので、当店に来てくださるお客様は、主に近所に住んでいる方なので、お客様の数だけで見れば大変です。新規のお客様が少ないので、固定できてくれるお客様が、より心地よくお買い物をしてくれるようにすることが今後の課題です。

Q20 下仁田町で仕事をしていて嬉しかった事や楽しかった事はなんですか?
A 地元下仁田町での仕事を通して、下仁田町で働く仲間ができたこと、多くの人と関わりやつながりができたことです。30歳を超えてくると友達が出来る場が少ないですが、下仁田町商工会青年部に入り、幅広く、様々な人と交流できるので楽しいです。

Q21 どのような下仁田町になってほしいですか?
A 今の静かな町の雰囲気は好きで、良い意味で変わってほしくないです。自分が小さい頃から過ごしてきた故郷の風景は変わらないでほしいと思います。しかし、まちの活気は溢れてほしいと思っています。

Q22 齋藤さんがまちを活性化させるために取り組んでいることは何ですか?
A 下仁田町商工会青年部での活動が中心です。その他にも、活性化とは少し離れますが、消防団にも参加し、町の安全を守っています。

 

Ⅳ 八百屋さんの1日

 6月27日(月)の取材で、「八百屋さん」の1日を教えていただきました。話を聞けば聞くほど気になってしまったので、お店にお伺いして、追加の質問と様子を見させていただきました。

 

 

 (1)野菜を市場へ仕入れにいくときの車
 毎日、市場へ仕入れにいくときの車を見させていただきました。外側の見た目は、普通の車でしたが、中は運転席と助手席以外の席はなく、荷物をたくさん載せることができるようになっていました。
 写真は、仕入れの車とお父さん

 


(2)八百屋さんの1日
 学校でお話を聞き、「八百屋さんの1日」について、より深く知りたいと思い、追加で質問しました。

仕入れ業務
朝 4:00 出発(高崎の市場へ)
  5:00 高崎の市場到着 → 仕入れ
  7:00 高崎の市場出発
  8:00 富岡の市場到着 → 仕入れ
  9:00 富岡の市場出発
  9:30 到着
 
お店の業務
  8:30 開店
    配達の準備、商品の陳列
    接客
    配達(保育園、下仁田小学校等)
 18:30 閉店
   
 1日のタイムスケジュールをお聞きし、朝早くから仕事をはじめていることに驚きました。朝早い仕入れ、夕方までのお店の運営というとてもハードな1日だと思いました。
 朝早く市場に行き、市場の食堂で朝ごはんを食べることもいいことだともおっしゃっていました。


(3)お店について
 実際のお店を見学させていただき、質問をしました。
追加の質問
Q1 「売筋商品」と「死筋商品」があることを「ビジネス基礎」の授業で勉強して知りましたが、実際にあるのでしょうか?
A あります。ただ、お客さんが必要として買ってくれることもあるので、切りたいけど切ることができない。それについては、家族と話し合うことがあります。

Q2 今、売れている商品は何ですか?
A やはり「旬」のもの。今は、トウモロコシが売れています。収穫したての新鮮なトウモロコシはとても糖度が高く甘いです。茹でたものをお店において、おいしいと知っている人は買っていきます。

 追加の質問を明彦さんとお母さんに答えていただきました。お母さんからは、八百屋をやっていて、お客さんとの距離が近く、話すことがとても楽しいとのこと。食事のことから、日常のことまで、忙しい中にも話す楽しさがあり、とてもいい仕事だとおっしゃっていました。

Ⅴ まとめ
 (有)カネミ・さいとう、斎藤明彦さんに取材し、「八百屋」について深く知ることができました。
 私たちは普段、スーパーマーケットで買い物をしていて、「八百屋」にはじめていき、お客さんとの距離の近さを一番に感じました。

※ 今回は、写真が少なめで申し訳ございません。
  次回号は、写真を多めに撮影し、充実したコンテンツつくりに努めます。


 取材企業

(有)カネミ・さいとう 
群馬県甘楽郡下仁田町下仁田385−13
電話:0274-82-3258

 ↓ 詳しい場所は地図をクリックしてください(GoogleMapが開きます)

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【会社紹介】ピザオーダーメイド

 5月23日(月)に下仁田町でピザオーダーメイドを営んでいる樋口篤様をお招きし、取材しました。 ピザオーダーメイドの会社紹介をします。

  

「続きを読む」で詳細をご覧ください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 Ⅰ 店舗紹介


 店 名:ピザオーダーメイド
 住 所:群馬県甘楽郡下仁田町下仁田327
 電 話: 0274-67-7225


Ⅱ 取材者紹介

Ⅲ ピザづくりの様子
 お店(ピザオーダーメイド)に行きました。そこで、樋口さんが実際にピザを作っている様子を拝見しました。

   

 

① ピザ生地を伸ばす技術の高さ
 手で回しながらピザ生地を伸ばしているところを拝見しました。外から見てもわかるほど、生地が柔らかく、伸ばすためには、高い技術が必要だということを感じました。できた生地は薄く、軽く透けていました。

   

 

② ピザ生地は繊細なもの
 ピザを窯に入れる時、ピザ生地がとても薄く、柔らかく、崩れてしまったものがありました。ピザが崩れやすく崩れてしまったらもう一度作り直さないといけないという大変さが分かりました

   

Ⅳ Q&A

 気になったことについて、直接、樋口さんに質問をしました!


Q1.なぜ下仁田でピザ屋を開こうとしたのですか?
A 大学から6年間、ピザ屋でアルバイトをしていました。大学卒業後は、民間の会社で今と全く違う業種・業態の仕事をしていました。ある時、銀座にあるアンテナショップ「ぐんまちゃん家」で「地域おこし協力隊」という制度を見つけ、複数ある自治体から下仁田町を選びました。実際に、下仁田町に来て、定住したいと思いました。
地域おこし協力隊時代に、ピザ屋のアルバイトで経験を活かし、まちの方々にピザを振る舞ったところ、とても好評でした。まちの方の話を聞いてみると、下仁田からピザを食べに高崎や軽井沢に食べに行く人も多くいたため、需要があると思い、開業を決めました。

Q2.ピザ屋を開店しようと思った理由について、また、ピザ屋になるという決定的なエピソードを教えて下さい。
A 下仁田に来て知り合った知人の中に、ピザ窯をもっている人がいた。学生時代にしたピザ屋でのアルバイトの経験を活かし、ピザ窯を使ってピザをつくって食べてもらいました。ピザを作ってみると、評判が良く、食べてくれる方がたくさんおり、下仁田で、自分の味が、通用すると思い、起業しようと、考えました。

Q3.ピザの原材料と利益の割合はどれくらいかかっているか。
A ピザ1枚あたりの原価は、オープン当初は30%以下になるように考えました。最近は、様々なものが値上り、原価率30%を超えているものある。ピザの種類によっては40%を超えるものもある。

Q4.ピザを作るときに一番大変なことは何ですか。
A.作っているときに大変なことはピザ窯の管理です。窯の中の温度調節、薪のくべ方、薪を置く場所を考えたり、気配りすることが大変です。

Q5.樋口さんの好きなピザは何か。
A.肉より魚が好き。さらに、ツナとコーンのバランスがいいのでツナコーンピザが好きです。

Q6.オススメのピザは何ですか。
A.下仁田町の農家、大坂屋さんのしいたけをつかった「しいたけとゴルゴンゾーラのピザ」や、特別に農家さんに作っていただいている黄色いトマトを使った、「黄色いマルゲリータピザ」がオススメです。

  


Q7.オーダーメイドという店名の意味は何ですか。
A.好き嫌いのある人やアレルギーをもっている人などの要望に応え、
その人にあったピザを提供したりする。他にもチーズを増量したり、お客さんが持ってきた野菜でピザを作ることがあります。

Q8.オリジナルピザのメニューはどうやって考えていますか?
A オリジナルメニューを考える上で大切なことは、「いつ、その商品を出すか」「季節を考えて、旬になるもの、売りになるもの」をメインに考えている。季節に合った食材の組み合わせとソースを考える。
 また、原材料の価格(原価率)を考えた上で、販売価格を考える。
 今の旬(取材時5月)は、たけのこ、ほうれん草である。いくつか組み合わせて作っている。今は、夏をテーマに、オリジナルピザを考えている。
 昨年の夏を例に出すと、夏は汗をかくことがあるので、水分とナトリウムをベースに梅干しにした。昨年は、梅干しとしらすにしたが、今年は別のものを考えている。

Q9.ピザを焼くにあたって、注意していることや、気をつけていることは、なんですか。
A 料理をする上で大事なことは、準備をすることや、確認をすることです。

 

Q10.ピザ関係で、継続してきたことは、なんですか
A ピザ生地を手で回して伸ばす練習を継続して来ました。ピザ生地を伸ばすコツは遠心力です。ピザ生地を回せるようになるためには、練習用のシリコン製のもので1週間、本物の生地では3ヶ月、人前でパフォーマンスできる程度になるためには1年はかかります。

 

Ⅴ 編集後記 ~学校での取材後のエピソード~
後日、樋口さんから、「働くことの大変さ、起業することの大変さ」を教えていただきました。民間企業で働いていた頃のエピソードで、水質検査の仕事をしていた頃は、朝6時から日付が変わるまで、何日も連続して働くことがありました。検体が来たら期日までに、仕事をしないといけないことから、責任をもって寝る間も惜しんで働いていたそうです。また、微生物の管理は繊細で、しっかり管理をしないといけなかったそうです。
 ピザオーダーメイドを起業し、今の生活は比較的落ち着いているそうです。しかし、起業し、必ずしも安定した収入が得られる保証のない自営業も大変だと仰っていました。


取材企業


 店 名:ピザオーダーメイド
 住 所:群馬県甘楽郡下仁田町下仁田327
 電 話: 0274-67-7225

 ↓ 詳しい場所は地図をクリックしてください(GoogleMapが開きます)

 

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